【キャンプ場紹介】標高650mの絶景キャンプ場「いなかの風キャンプ場」
今回は長野県飯島町にある「いなかの風キャンプ場」を紹介します。
中央道でのアクセスが良く、関東・東海のどちらからでもアクセスが良いため多くの方が気になっているキャンプ場だと思います。
今回実際に行ってみた感想としては「キャンプデビューのファミリーにもおすすめ!」
(ただし冬以外に限る)
夜空に広がる満天の星空は子どもたちにとっても素敵な思い出になるのではないでしょうか。
施設やアクティビティも充実し、初心者からベテランまでおすすめできる「いなかの風キャンプ場」の魅力をご紹介します。
基本情報
「いなかの風キャンプ場」の基本情報をまとめます。
住所 | 長野県上伊那郡飯島町日曽利43-3 |
料金 (宿泊/1泊/1サイト) | オートサイトAタイプ 平日:8,000円~/土曜:9,500円~/ハイシーズン:11,500円~ オートサイトBタイプ 平日:6,000円/土曜:7,500円/ハイシーズン:9,500円 オートサイトCタイプ 平日:4,500円/土曜:6,000円/ハイシーズン:8,000円 オートサイト2名用タイプ 平日:4,000円/土曜:5,000円/ハイシーズン:6,000円 キャビンAタイプ 平日:14,000円/土曜:17,000円/ハイシーズン:19,000円 キャビンBタイプ 平日:16,000円/土曜:19,000円/ハイシーズン:21,000円 ペットサイト 平日:8,000~円/土曜:10,000~円/ハイシーズン:12,000~円 テントサイト 平日:4,000円/土曜:5,000円/ハイシーズン:6,000円 |
予約方法 | HPの「空き検索・オンライン予約」から 電話でも予約可能(0265-73-8855) |
キャンセル料 | 3日前~前日 50% 当日・無連絡 100% ※今シーズンに限り1予約に1回のみ日程変更が可能 詳細は「料金 | いなかの風キャンプ場」を参照 |
アクセス
いなかの風キャンプ場は中央自動車道松川IC/駒ケ根ICからそれぞれ約20分の位置にあります。
「いなかの風キャンプ場」の施設
管理事務所
キャンプ場に入ってすぐ右側に見えるのが管理事務所です。受付は管理事務所前の通路に車を停め、管理事務所内の受付で行います。
管理事務所ではカップ麵や調味料などの食料品や着火剤などの簡単な道具を販売しています。また、薪は管理事務所の外にある料金箱に料金を入れる形式で売っていました。
自動販売機も設置されており、夜間でも飲み物を買うことができます。
トイレ
トイレは場内に4か所あります。年季は入っていてウォシュレットはありませんでしたが綺麗に清掃されていました。
炊事場
炊事場は場内に3か所あります。屋根付きでお湯も出るため、寒い冬でも洗い物学業になりません。BBQの網やコンロなどの汚れものは専用の洗い場がありますのでそちらで洗うようにしましょう。
ゴミ置き場
ゴミ置き場は管理事務所の裏にあります。分別すれば殆どのものを捨てることができるため、帰りに荷物にならず非常に助かります。
炭・灰捨て場
管理事務所の近くには炭・灰捨て場があります。地面に直接捨てる形式となっているため、しっかりと消火されていることを確認してから捨てるようにしましょう。
「いなかの風キャンプ場」の魅力5選
公式サイトも充実しているいなかの風キャンプ場。楽しそうな情報がたくさん書かれていますが、今回は実際に宿泊してみてよかったポイントを5つご紹介します。
- 広大なサイト
- サイトから見える絶景
- 直火可能!(条件あり)
- テント数無制限
- 温水が出る
広大なサイト
多くのキャンプ場の区画サイトは広いところで10m×10m、通常だと10m×8mだったり8m×8mだったりして、サイトの面積は100㎡以下というところが多いのではないでしょうか。
しかし、いなかの風キャンプ場のサイトは200㎡超えのサイトがたくさんあり、広々としたサイト作りをすることができます。
宿泊したときは友人2人とのグルキャンだったため、車2台/テント3張/タープ1張という大所帯。
サイトに到着する前はサイト内に収まるのか不安でしたが、実際設営してみるとそんな不安は杞憂だったと思えるような余裕がありました。
他のサイトも同じくらいの広さがあるサイトばかりでしたので、2家族一緒のグループファミリーキャンプくらいは余裕でできるのではないでしょうか。
今まで行ったことのあるキャンプ場の区画サイトの中では一番の広さでした。
サイトから見える絶景
キャンプ場選びの条件に「絶景」を入れているキャンパーの方も多いのではないでしょうか。
いなかの風キャンプ場はそんな絶景好きキャンパーにもおすすめできるキャンプ場です。
他のキャンプ場であればこの景色だけでも「絶景サイト」のような扱いをされますが、いなかの風キャンプ場の公式サイトの記載では「眺望 ★★★★☆」です。
キャンプ場全体としてどれだけ開放感のある様子か、推して知るべしという感じですね。
直火可能!(条件あり)
焚火をするときには焚火台を使うマナーが定着してきましたが、このいなかの風キャンプ場では直火での焚火ができます。
各サイトにかまどが用意されており、この中でのみ直火での焚火が可能です。
(焚火台を使用すればサイト内の他の場所でも焚火可能です)
私が利用した際はレイアウトの関係で焚火台を使用し、直火での焚火はしなかったのですが、今は数少ない直火可能キャンプ場。
これを目的にこのキャンプ場を訪れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テント数無制限
200㎡超えの広大なサイトも多数あるいなかの風キャンプ場、サイト内に収まる限りテント・タープの数が増えても料金は増えません。
区画サイトでも「テント1張・タープ1張まで」という条件のあるキャンプ場も少なくない中、テント・タープ数を気にしないでいいこのキャンプ場はグループキャンプにぴったりです。
実際に私が利用したときも、周囲のキャンパーは2家族でのキャンプだったり、友人同士のキャンプといった複数グループでのキャンプが多かったです。
200㎡を超えてくるサイトになると2ルームテントを2張設営してもまだ余裕があるため、レイアウトが極端に制約されることもないと思います。
(そうは言っても「景色を楽しみたい」等を考えるとレイアウトはある程度決まってきますが…)
炊事場で温水が出る
最後に感じた魅力は「炊事場で温水が出る」です。
秋~春先までの気温が低い環境でキャンプをする場合、炊事場で温水が出るかどうかはキャンプの快適度を大きく左右します。
水しか出ない場合、ゴム手袋等である程度の対策はできるとはいえ洗い物は苦行となります。これまで何度も手を真っ赤にしながら寒さに耐えながら洗い物をしてきました。
温水が出るとそんな苦労から解放されますし、油汚れも落ちやすいため洗い物が楽になります。
「いなかの風キャンプ場」の注意点
多くの魅力が詰まった「いなかの風キャンプ場」ですが、若干の注意点もあります。
今回挙げるのはキャンプ場自体の問題ではないですが、実際に宿泊して困った点・事前に対策をしておきたい点をご紹介します。
- 風が強い
- 気温の低さ
風が強い
「いなかの風キャンプ場」は素晴らしい絶景を拝むことができるキャンプ場ですが、他の絶景キャンプ場同様に強風には注意が必要です。
「絶景が拝める」=「風を遮るものがない」ということですので、絶景キャンプ場を選ぶ以上避けられない問題となります。
対策としては「テントのガイロープを全部張る」「風の力を大きく受けそうな箇所はペグを2本使用する」といった基本的なもので十分かと思います。
私が宿泊した際は山の上から吹き降ろしてくる風で設営中のタープが煽られ、綺麗に設営するのが大変でした。
気温の低さ
「いなかの風キャンプ場」は標高約650mにあるため、平地より気温が低いです。
気温は標高100m毎に0.6℃低くなると言われているので、標高約650mの場合は平地より約4℃低い計算に。
夏は涼しく過ごせそうですが、秋~春先にかけては天気予報も見ながら服装・装備に注意する必要があります。
予約から準備までの期間は「気象庁 | 過去の気象データ検索」で気温を調べて備えればよいかと思います。
(いなかの風キャンプ場の場合は「伊那」のアメダスの情報を参考にするのがいいかと思います)
秋~春先のキャンプは装備を間違えると楽しいキャンプが過酷な思い出になるだけではなく、低体温症の危険もあるため、積載量が許す限り過剰な対策をしていくのがおすすめです。
「いなかの風キャンプ場」まとめ
広大なサイトや温水が出る炊事場など、設備が充実した「いなかの風キャンプ場」は初心者でも安心して宿泊できるキャンプ場です。
首都圏からのアクセスも良く1泊2日のキャンプでも十分楽しめる距離なので「富士山周辺のキャンプ場もけっこう行ったし、少し遠出してみようかな」という方に特におすすめです。
実際に宿泊してみればリピートしたくなるキャンプ場だと思います。