初心者歓迎!安心して楽しむふもとっぱらキャンプ

静岡県富士宮市に立地するふもとっぱら。視界いっぱいに広がるフリーサイトで、日本一の富士山を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
しかし、ふもとっぱらの魅力はそれだけではありません。ただ広いだけでなく、充実した設備と快適な環境が整っているため、キャンプ初心者からベテランまで、それぞれのスタイルで楽しめるのも魅力です。
今回は、そんなふもとっぱら魅力をたっぷりご紹介します。
基本情報

項目 | 内容 |
住所 | 〒418‑0109 静岡県富士宮市麓156 |
標高 | 約 830 m |
チェックイン | 8 : 30〜17 : 00 |
チェックアウト | 〜14 : 00 |
目安料金 | 大人 1,000 円〜/泊・小学生 500 円〜/泊+車両 1,000 円〜(2025年5月時点) |
支払い | 現金・クレジットカード・タッチ決済・主要QR決済対応 |
営業 | 通年(荒天時クローズあり) |
公式サイト | https://fumotoppara.net |
アクセス
新富士 IC(新東名)から約35 分
富士 IC(東名)から約35 分
河口湖 IC(中央道)から約35 分
注意事項
- 直火・花火・ドローン禁止
焚き火は必ず焚き火台を使用しましょう。火の取り扱いは周囲の安全を最優先に - 17時以降の車両移動禁止
夕方5時を過ぎると場内でのクルマ移動ができません。再入場や買い出しは17時までに - 20:00〜翌8:00は静粛タイム
発電機や大音量スピーカー、ドローンなど大きな音が出る機器は終日使用不可。夜は星空や虫の声を楽しんで - ペットはリード必須&老木周辺設営禁止
愛犬と一緒でも、リードでしっかり管理を。古木の根を守るため、木のそばにはテントを張らないでください - 強風・雨対策必須
朝霧高原は突風が吹きやすく、風速4 m/s超で焚き火も禁止に。長めのペグやガイロープ、設営場所の地形チェックを忘れずに - 夏でも冷え込む高原気候
日中は暑くても夜は一桁気温になることも。シュラフ・防寒着など暖かい装備をしっかり準備しましょう
サイトの特徴と設営ポイント

ふもとっぱらは全面フリーサイトで、車の乗り入れが可能なため、テントのすぐそばに車を停められます。
サイト全体は富士山に向かって緩やかに下っているため、比較的手前に設営しても視界が開けており、広大な敷地の多くの場所から富士山を望めます。

地面は一見すると柔らかな芝生サイトのように見えますが、実際は石が多く、ペグ打ちに苦労することも。
鍛造ペグと丈夫なハンマーを持参すれば、多少の石なら砕いて対応できます。
また、水はけが良くないため、雨が降ると水たまりができやすいのも特徴です。
特に、地面がくぼんでいる場所や水の通り道になりやすい低地に設営すると、テント内が浸水する恐れがあるため、周囲の地形をよく観察して設営場所を選ぶことが大切です。

さらに、朝霧高原は風が強いことで知られ、ふもとっぱらでもタープやテントが倒壊するほどの強風が吹くことがあります。
長めのペグを準備し、状況によってはペグの2本打ちなどで対策をすると安心です。
サイトの中でも、富士山に近いGサイト・Oサイト・Qサイトでは木々に遮られて富士山を望めない区画もあります。
その一方で、トイレや売店などの施設から距離があるため、人が少なく、静かなキャンプを楽しめるメリットもあります。

また、Bエリアの周辺には堆肥場があり、風向きによっては強い匂いが漂うことがあるため注意が必要です。
人気の設営エリアはトイレや売店周辺で、利便性が高い分、テントが密集しやすくなっています。

充実した設備!施設紹介
トイレ



場内には3か所のトイレ(牛舎トイレ・草原中央トイレ・富士山トイレ)が設置されています。すべて洋式で、温便座・ウォシュレット付きのため、寒い冬のキャンプでも快適に利用できます。
定期的に清掃されていますが、土足利用のため、タイミングによっては土汚れが目立つこともあります。



水場(炊事場)
場内に約20か所の炊事場が設置されており、すべて飲料水対応です。ただし、お湯は出ないため、冬場の洗い物にはゴム手袋などの冷水対策が推奨されます。
屋根付きの炊事場は、牛舎前と草原中央トイレ付近に設置されています。


売店
売店は牛舎に隣接する建屋内にあり、9:00~17:00まで営業しています。
取り扱い品目は、食材・飲み物のほか、ガス缶・木炭などの消耗品、薪、専用ごみ袋、ノルディスクのキャンプ用品など多岐にわたります。
薪はレジで支払い後、外の保管場所から持ち出す方式となっています。




金山テラス
キャンプ場の入り口付近に位置する、大型の食堂施設です。
営業時間は10:00~17:00(水曜日は14:30まで)で、フードメニューのラストオーダーは14:30までとなっています。

施設の特徴として、富士山側の壁が一面ガラス張りになっており、天気の良い日は雄大な富士山を眺めながら食事を楽しめます。

注文はタッチパネルによるセルフオーダー方式で、各種キャッシュレス決済に対応しています。

メニューには、地元食材を使用したハンバーガーやラーメン、ソフトクリームなどが揃っており、キャンプ飯を準備しなくても満足できる食事が楽しめます。

金山キッチン
金山テラスに隣接する施設で、駿河湾の食材を使った料理やお酒を楽しめる飲食スペースです。

営業時間は金曜~日曜の15:00~21:00となっており、アルコール類に合うメニューが中心です。

大浴場
金山キッチンの裏側には、大浴場「金山温泉」が設置されています。
利用時間は13:00~21:00で、シャンプー・ボディソープ・ドライヤー完備のため、タオルさえ持参すれば気軽に利用できます。
特に冬場は、冷えた体を温めるのに最適な施設で、キャンプの快適性を大きく向上させてくれます。

自動販売機
牛舎前には、複数の自動販売機が設置されています。

飲料はもちろん、食材やスイーツなどの品揃えも充実しており、買い出しなしでも一晩を過ごせるほどのラインナップが揃っています。




ゴミステーション
ゴミステーションはキャンプ場の出口へ向かう通路沿いに設置されています。

燃えるごみの処分には、売店で専用のごみ袋(有料)を購入する必要があります。
一方、その他のごみについては分別を徹底すれば、ほぼすべて処分が可能です。

料金所
キャンプ場の入り口には、チェックインおよび支払い手続きを行う料金所があります。
高速道路の料金所のように、車に乗ったまま手続きが可能で、受付のスムーズさも魅力のひとつです。
支払い方法は現金のほか、クレジットカードや各種電子マネーにも対応しています。

管理棟
料金所を通過すると、すぐ左手に見えるのが管理棟です。
管理人が常駐しており、何か困ったことがあればここで相談可能です。
また、自転車のレンタル受付も行っており、キャンプ場内を移動する際に便利です。

ふもとっぱらの魅力
どこからでも富士山がよく見える
ふもとっぱらの魅力のひとつは、キャンプ場の広い敷地のほとんどの場所から富士山を眺められることです。

テントの前に座っても、焚き火をしていても、食事をしていても、ふと視線を上げると富士山が見える。

これだけ開けた場所で、ここまで大きく富士山を見ながらキャンプできる場所はそう多くありません。
晴れた日はもちろん、富士山の後ろから朝日が昇る姿や夕焼けに染まる姿も格別で、どの時間帯でも「いい景色だなぁ」と思えるのがふもとっぱらの魅力です。

設備が整っていて初心者でも安心
ふもとっぱらは、設備が充実しているのも大きな魅力です。売店や自動販売機は品揃えが豊富で、食材やキャンプ用品を買い足せるため、買い出しなしでも安心。売店や一部の自販機はキャッシュレス決済にも対応しているので、現金を持たずに来ても快適に過ごせます。

トイレはすべて温便座・ウォシュレット付きで冬でも快適。大浴場「金山温泉」があるので、キャンプ中に温かいお風呂に入れるのも大きなメリットです。

加えて、金山テラスや金山キッチンなどの食事施設があり、キャンプ飯を準備しなくても現地でしっかり食事がとれます。

こうした充実した設備のおかげで、初心者でも安心してキャンプを楽しめる環境が整っています。
広大なフリーサイトで自由度MAX
ふもとっぱらの広大なサイトは全面フリーサイトなため、区画に縛られることなくサイト設営・レイアウトが可能です。グループならタープ連結で豪快レイアウト、ソロなら絶景独り占めポジション…と自由自在。「ここでしか味わえない開放感」をぜひ堪能してください。

周辺スポット&おすすめグルメ
買い出しスポット
河口湖方面からアクセスする際にはマックスバリュ富士河口湖店が便利です。フォレストモールという商業施設の中にあり、同じ敷地内には100円ショップ・ホームセンター・スポーツ用品店やアウトドア用品店なども出店しているため、忘れ物をしたときでもここで買い揃えることができます。
マックスバリュ富士河口湖店

コンビニ
朝霧高原周辺には2軒のコンビニエンスストアがあります。街中のコンビニと比べてキャンプ道具も充実しているのでぜひ立ち寄ってみてください。
セブン-イレブン 富士宮朝霧高原店
朝霧高原もちやの向かいにあるセブンイレブンです。キャンプ用品が充実している他、薪が売っているのでたびたび利用しています。


ファミリーマート 富士宮朝霧店
ふもとっぱらキャンプ場の近く、スカイ朝霧というパラグライダースクールの向かいにあるファミリーマートです。
こちらもキャンプ道具や薪が充実しているので困ったときには重宝します。



温泉
宿泊当日に温泉に入りたい場合はふもとっぱらから車で約10分の『風の湯』がおすすめです。
撤収日に立ち寄りやすい温泉としては河口湖方面であれば『富士眺望の湯ゆらり』や『富士西湖温泉 いずみの湯』、富士市方面であれば『湯らぎの里』がおすすめです。
(『湯らぎの里』は温泉ではなくスーパー銭湯です)
風の湯
風の湯はふもとっぱらをはじめ、朝霧高原にあるキャンプ場からのアクセスがいい温泉です。大きな施設ではないのでキャンプシーズンは混雑します。食堂で出てくる唐揚げが美味しくておすすめです。

富士眺望の湯ゆらり
富士眺望の湯ゆらりは河口湖方面からふもとっぱらへ向かう途中にある道の駅なるさわの奥にある温泉です。天気のいい日には露天風呂から綺麗な富士山が見えます。休憩エリアも広く、キャンプの疲れを癒してくれます。
富士西湖温泉 いずみの湯
富士西湖温泉 いずみの湯はその名の通り西湖の湖畔に位置する温泉で、すぐ隣には西湖自由キャンプ場があります。
湯らぎの里
湯らぎの里は東海道新幹線 新富士駅に近い街中にあるスーパー銭湯です。国道1号線に近いためアクセスが良く、朝霧高原でのキャンプ後に沼津方面の観光をする際によく利用しています。
まとめ|ふもとっぱらはこんな人におすすめ!
ふもとっぱらは、その充実した設備と恵まれたロケーションで、初心者からベテランまで誰もが安心してキャンプを楽しめるキャンプ場です。
これほど広大なフリーサイトで思うがままにサイトレイアウトが楽しめる場所は他にありません。
売店や自販機、温便座トイレや大浴場などの快適設備に加え、キャッシュレス対応や食事施設の手軽さも魅力です。
石混じりの地面や強風、水はけの悪さといった自然の注意点はありますが、しっかり準備すれば問題なく過ごせます。
富士山の眺めを楽しみつつ、快適なキャンプ体験をしたい方におすすめです!