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Jackery Solar Generator 1000 New(1070Wh)レビュー|冬キャンプを快適にするポータブル電源

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大自然の中で過ごすキャンプは最高ですが、スマホやカメラ、ランタンなど、どうしても電気がほしくなる場面はありますよね。
電源付きサイトであれば困りませんが、多くのキャンプ場は電源なしサイトが中心です。

特に冬は、電気毛布を使いたくなったり、長時間の滞在では充電切れが心配になったりします。
そこで今回、そんな悩みを解決してくれそうな Jackery(ジャクリ)のポータブル電源 を購入しました。

大きさや使い勝手、実際の使用感などを、初心者目線で整理していきます。

冬キャンプを温かく過ごすために電源がほしい!

2015年から約10年キャンプを続けてきましたが、当初はスマホくらいしかなかった「充電必須アイテム」が、年々増えてきました。
LEDランタンやスマートウォッチなど、キャンプ中でも電気が必要な場面は確実に増えています。

電源サイトを利用するという選択肢もありますが、すべてのキャンプ場に電源サイトがあるわけではありません。
そのため、徐々にポータブル電源への購買意欲が高まっていきました。

そんな中、最後に背中を押されたのが、2025年2月の冬キャンプです。
真冬の秩父で、夜間は氷点下になる気温の中、電源サイトを利用して電気毛布を使う機会がありました。

実際に使ったのは妻でしたが、一晩過ごした感想を聞くと、「電気毛布があれば、真冬の冷え込みでも快適に寝られた」とのこと。

これまでの冬キャンプでは、就寝時の防寒対策に毎回苦労してきましたが、電気毛布があれば、もう一段階上の防寒対策ができると感じました。

ただし、電気毛布は電源サイトがなければ使えません。
電気毛布の活躍の場を広げ、電源なしサイトでも暖かく眠れるようになれば、冬キャンプはもっと楽しくなるはずです。

そんな折、AmazonのセールでJackeryのポータブル電源が安くなっているのを見つけ、迷うことなく購入しました。

容量選びの考え方

ポータブル電源を購入するにあたり、最も悩んだのが容量選びでした。
結論として、冬キャンプで電気毛布を使いたい前提であれば、1000Wh前後が現実的な安心ラインだと考えました。

電気毛布の消費電力は説明書に記載があったため、ざっくりと稼働時間を計算し、そこにスマホやランタンなどの継ぎ足し充電分の余裕を考慮しています。

実際に冬キャンプで使用した結果でも、だいたい計算どおりの電力使用量だったため、購入前に理論値を把握しておくのはかなり有効だと感じました。

たとえば、1泊2日で夫婦2人がそれぞれ電気毛布を使い、同時にスマホやランタンを充電したとしても、容量的には余裕を持って夜を越えられます。
また、2泊3日の場合でも、日中の節電や車からの追加充電、ソーラーパネルの併用などを組み合わせれば、連泊での電気毛布使用も現実的だと考えました。

小容量(500〜700Wh)を見送った理由

500〜700Whクラスは価格が比較的手頃で魅力的でしたが、冬キャンプでの使用を想定すると、やや不安が残りました。
寒い時期に複数の機器を同時に使うと、残量が心もとなくなりそうだと感じたためです。

実際に1000Whクラスで使用した電力量から考えると、1泊2日であれば500Whでも問題なく過ごせそうではありました。
ただし、将来の拡張性や、残量を気にせず使える安心感を考えると、やはり1000Wh級を選んでおくほうがストレスは少ないと感じました。

大容量(1500Wh以上)を見送った理由

一方で、1500Wh以上の大容量クラスも検討はしましたが、価格や重量の面で負担が大きくなる点がネックでした。

ポータブル電源である以上、持ち運びやすさと容量のバランスは重要です。
1500Whを超えるクラスになると、積載や持ち運びが大変だと感じました。

我が家はマンション住まいのため、重量は特に気になるポイントです。
また、現状の装備でも冬キャンプは成立しているため、そこまで高額なモデルを無理に導入する必要はないだろう、という判断にもなりました。

こうした点を総合的に考え、容量の余裕・携行性・価格のバランスが取れた1000Wh前後が、今のキャンプスタイルには最適だと結論づけました。

メーカー選びの考え方

メーカー選びで意識したポイントは、知名度があり、これまでの実績があって、万が一のときにもサポートが期待できそうなことです。

操作性については、ポータブル電源という製品自体が比較的シンプルなため、大きな差は出にくいだろうと考え、あまり重視しませんでした。

これらの条件に当てはまったのがJackeryです。
家電量販店などで以前からよく見かけていたメーカーということもあり、個人的に「なんとなく安心できる」という印象がありました。

最終的な後押しになったのは、Amazonのセールです。
容量と価格のバランスに納得感があり、「この条件なら失敗しにくそうだ」と感じたことで、今回の購入に至りました。

開封・初期使用で感じたこと(使用前レビュー)

サイズ・重さの印象

重さはスペック表どおり約10kg。
実際に持ってみると「それなりに重い」というのが率直な印象です。

成人男性であれば片手で持つことはできますし、女性でも持ち上げること自体が極端に大変というわけではありません。
ただし、片手で長距離を運んだり、設営時にサイト内を何往復もするような使い方では、少し厳しいと感じる重さです。

一方で、車を横付けできるオートサイトや、台車・キャリーカートを使える環境であれば、実用上は十分許容できる範囲だと感じました。

サイズについてもコンパクトとは言えませんが、キャンプ用品と考えれば許容範囲です。
焚き火台や火消し壺が一つ増えた程度の体積感で、積載も大きな問題はありませんでした。

デザイン・カラー

Jackeryといえば黒×オレンジのイメージがありますが、今回選んだのはベージュ系のサンドゴールドです。

我が家で使っているテントとの相性も良く、テント内に置いても色味が主張しすぎません。
サイト全体の雰囲気を崩さない点は、思っていた以上に満足度が高いポイントでした。

操作性と分かりやすさ

操作性は非常にシンプルで、説明書を読まなくても直感的に使えます。
電源のオン・オフは電源ボタンを長押しするだけで、ACやUSB出力も対応するボタンを押すだけです。

液晶画面も見やすく、残量や出力状況が一目で確認できます。
屋外やテント内でも視認性は十分で、この点は好印象でした。

自宅での充電も、ケーブルをつないでコンセントに挿すだけで完了します。
開封から充電、キャンプでの使用まで、一度も説明書を読まずに問題なく使えました。

ライト機能について

本体には簡易的なライト機能も搭載されています。
災害時や停電時の補助照明として使えるのはもちろん、自宅での非常用としても安心感があります。

キャンプでの使用機会は多くなさそうですが、「いざというときに使える」という点で備えとしては十分だと感じました。

実際にキャンプで使ってみた感想

電気毛布使用時の実測(−4℃環境)

購入後、2025年12月の冬キャンプで初めて実戦投入しました。
使用したのは朝霧高原の富士高原トマトフィールドで、夜間は最低気温がおよそ−4℃まで下がるコンディションでした。

今回は初めての実使用ということもあり、まずは用途を絞り、電気毛布のみで一晩使ってみることにしました。
電気毛布の使用開始は22時30分ごろで、そのまま翌朝7時10分まで連続して使用しています。
使用開始時のバッテリー残量は100%で、起床時点ではおよそ80%まで減っていました。

電気毛布の設定は弱で使用しており、この条件であれば消費電力はかなり抑えられている印象です。
今回は1人分・1枚のみの使用でしたが、この減り方を見る限り、電気毛布を2枚同時に使ったとしても、一晩を越えるのは十分現実的だと感じました。

実際に使って分かった安心感と注意点

実際にポータブル電源を使ってみて、いちばん大きく感じたのは「AC100Vをそのまま屋外で使える」という安心感でした。電気毛布だけでなく、ほかにも使えそうな用途が自然といくつも思い浮かび、キャンプの選択肢が一気に広がった感覚があります。

たとえば、炊飯器を持って行ってキャンプ場でお米を炊いたり、モニターやテレビを持ち込んで子どもと一緒にSwitchで遊んだりといった使い方も考えられます。
実際には、自然の中でそうしたことを積極的にやりたいタイプではありませんが、「やろうと思えばできる」という選択肢が増えるだけでも、気持ちの余裕はかなり違います。

そういった意味でも、ポータブル電源を導入したことでキャンプの幅が広がったと感じましたし、正直なところ「もっと早く買っておいても良かったな」と思いました。

一方で、USBポートの数には少し注意が必要だと感じました。
USB Type-Cが2口、Type-Aが1口のため、複数の機器を同時に充電しようとすると、やや足りなく感じる場面があります。

たとえば、夫婦2人でiPhoneを2台、さらにスマートウォッチを2本同時に充電しようとすると、USBポートだけではどうしても数が足りません。

そのため、実際の運用では、自宅で普段使っているようなAC100V→USB変換の充電アダプターを一緒に持っていくことが必要です。
AC電源が使えるポータブル電源だからこそ取れる方法ですが、複数のガジェットを同時に充電する予定がある場合は、事前に充電方法を想定しておくと安心です。

理論的にどのくらい使えるのか(計算が気になる人向け)

今回購入したJackeryのポータブル電源の容量は1070Whです。Wh(ワットアワー)は「どれくらいの電力を、どれくらいの時間使えるか」を表す単位で、ポータブル電源の持ち時間を考えるうえでの基本になります。

今回使用した電気毛布は、定格出力としては40Wのモデルでした。ただし、実際に付属の取扱説明書を確認すると、常に40Wで動き続けるわけではなく、実際の消費電力量はそれよりも低いことが分かります。体感的にも、常にフルパワーで発熱しているというよりは、温度を保つために出力が調整されている印象でした。

一般的に、使用できる時間は次のような考え方で目安を出すことができます。

使用可能時間(時間) ≒ 容量(Wh) ÷ 消費電力(W)

仮に定格出力の40Wで単純計算したとしても、1070Wh ÷ 40W で20時間以上となり、理論上は一晩の使用には十分な余裕があります。実際には、変換ロスなどを考慮しても、この条件で大きく不足することは考えにくい数字です。

さらに今回は、実際に一晩使ってみたところ、バッテリー残量は約20%の消費にとどまりました。理論値だけで見ても余裕はありましたが、実使用でもその余裕が確認できた形になります。

ただし、電気毛布の設定や外気温、同時に使う機器の有無によって消費電力は変わります。そのため、ここでの計算はあくまで目安として考え、実際には少し余裕を持った運用をするのがおすすめです。

付属ソーラーパネルを実際に使って分かったこと

容量に余裕があるため、1泊2日のキャンプでは付属のソーラーパネルを使う必要はありませんでした。
しかし、2025年から2026年にかけての年末年始に2泊3日のキャンプに行ったため、今回はソーラーパネルも活用してみました。

ソーラーパネルを用いた充電方法はシンプルで、迷うことのない仕様になっています。
太陽に向けて設置したソーラーパネルと本体を、ケーブル1本でつなぐだけです。

ソーラーパネルからの充電ケーブルの途中にもUSBポートが備わっているため、ポータブル電源とスマホなどを同時に充電できるようになっています。

実際に天気の良い時間帯にソーラーパネルで充電してみたところ、約1時間で8%ほど充電することができました。

このペースで計算すると、0%から100%までの充電には約12時間かかることになり、冬キャンプ中に満充電まで持っていくのは難しそうです。

また、買い出しなどでサイトを離れる際は、盗難防止のためソーラーパネルをテント内にしまってから出かける必要があります。
そのため、実際に充電できる時間はごくわずかで、あくまでも補助的な手段と割り切ったほうがよさそうだと感じました。

もし長期連泊でポータブル電源を使い倒すのであれば、ソーラーパネルをもう1枚買い足し、より短時間での充電を図る必要がありそうです。

まとめ

ポータブル電源を導入したことで、冬キャンプの快適性は確実に上がったと感じています。今回が初めてのポータブル電源でしたが、Jackeryの1000Whクラスを選んで、今のところ大きな不満はありません。

特に、冬キャンプの寒さ対策として電気毛布や電熱系のギアを検討している方にとっては、安心感のある選択肢になると感じました。
実際に一晩使ってみて、容量面でも余裕があることが確認できたのは大きなポイントです。

わが家のように電源サイトなしのキャンプ場に行くことが多く、冬キャンプで電気毛布を使いたい方には素直におすすめできる買い物でした。

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ひすい & くろむ
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中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
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