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コールマン ファイアーディスク レビュー|3秒設営の万能焚き火台

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約3年間使い続けている愛用の焚き火台、コールマン「ファイアーディスク」をレビューします。

見た目はまるでパラボラアンテナのような円盤型。シンプルながらも、コールマンらしい頑丈さと安心感のある作りが魅力です。

設営は脚を開くだけで完了。3秒で使える手軽さに加え、ダッチオーブンにも対応する耐久性を兼ね備えています。

直径約45cmの広い火床で、薪の組み方を自由に楽しめるのもポイント。初心者からベテランまで幅広くおすすめできる焚き火台です。

実際の使用感や気づいたポイントを、写真とともに詳しく紹介していきます。

特徴と基本スペック

項目内容
使用時サイズ約直径45cm × 高さ23cm
収納時サイズ高さ約8.5cm
重量約1.6kg
材質ステンレス製
耐荷重約30kg
付属品専用収納ケース
特徴一枚板構造で壊れにくい、3秒設営対応

設営のしやすさ|3秒で焚き火準備完了

コールマンのファイアーディスクは、公式でも「3秒設営」をうたっています。

実際に使ってみても、ケースから取り出して脚を開くだけで設営完了。本当に3秒とまではいかなくとも、体験では10秒以内に焚き火の準備を完了することができます。

焚き火台本体は一体構造となっており、パーツの組み立てなどは一切不要。脚を3本開くだけなので、初心者でも説明書を見ずに迷わず設営ができます。

パーツが少ない分、撤収も短時間で完了します。ひっくり返して脚を3本畳むだけ。こちらも10秒以内に完了します。

一体化したシンプル構造は持ち運びのしやすさだけではなく、壊れにくい=耐久性にもつながっています。

使って感じたメリット

実際にファイアーディスクを使って焚き火をしてきた中で、感じたメリットについて紹介します。

45cmの広さで薪がはみ出さない安心感

ファイアーディスクの前に使っていた焚き火台はコンパクトなサイズだったため、通常サイズの薪を載せるとはみ出してしまうことがありました。

しかし、ファイヤーディスクは直径45cmの広さがあるため、一般的な薪であればすっぽりと火床に収まります。

薪がはみ出す心配がなく、焚き火中に転がり落ちない安心感があります。

通気性が良く、最後まで火が安定

中央がくぼんだ円盤状の形状により、空気の通り道が自然にできる設計になっています。

くぼみは焚き火台の厚さと同じ約8cmの深さがあり、長時間の焚き火でも灰で埋まることはありません。

そのため、焚き火の終盤戦でも燃焼効率を保ったまま、安定した炎を楽しめます。

焚き火だけでなくBBQやダッチオーブン調理にも対応

ファイアーディスクは焚き火だけではなく、料理にもその性能を発揮します。
付属の焼き網を使えばBBQグリルとしても使用可能。

耐荷重は約30kgあり、別売りのダッチオーブンスタンドを使えば重量のある鍋料理も楽しめます。

さらに、360°どこから見ても同じ形状のため、トライポッドとの相性も抜群。多様な調理スタイルに対応できます。

ファイヤースターターでの火起こしがしやすい

焚き火の楽しさの一つは火おこしでの創意工夫。
ファイヤースターターを使った火おこしを楽しんでいる人も多いと思います。

ファイアーディスクは火床が浅く平らな形状なので、手を動かすスペースが十分に確保できるのが特徴。
どの角度からでも火花を起こしやすく、ファイヤースターター初心者にも扱いやすい焚き火台です。

実際に3〜4年使って感じた耐久性

2022年にファイアーディスクを購入してから今まで何十回も焚き火に使ってきました。長く使ってきた今、その耐久性について改めて確認してみます。

焚き火台本体はステンレス製の一枚構造。何度も高温にさらされてきましたが、歪みやひび割れなどの不安要素は一切ありません。シンプルな構造ゆえに壊れるパーツが少なく、使うほどに信頼感が増していく印象です。

唯一ダメージがあるかもしれないと思ったポイントが、脚を接続しているリベット部分。しかし、改めてよく確認してもダメージやがたつきなどはありません。

3年以上使い込んでも問題なく現役。今後も主力の焚き火台として長く使い続けられるだけの耐久性があります。

注意点と弱点

耐久性も使い勝手も上々なファイアーディスクですが、使ううえでいくつか注意しておきたいポイントがあります。

完全フラット収納は不可

ファイアーディスクは一枚の円盤を湾曲させた形状のため、完全にフラットな状態で収納することはできません。ただし、この凹み部分に火ばさみや着火剤などの小物を入れて持ち運べるという利点もあります。

通気口がないため、薪の組み方次第で燃焼効率が変わる

火床は一枚板構造で、通気口用の穴が設けられていません。
そのため、薪の組み方を工夫して空気の通り道を確保することが大切です。

組み方次第で燃焼効率が変わるため、焚き火に慣れてくるほど扱いやすくなります。

長時間の焚き火では地面への熱ダメージに注意

ファイアーディスクの高さは約23cm、地面と火床の距離はおよそ15cmほど。
一般的な高さではありますが、長時間・高火力で焚き火を続けると熱が地面に伝わりやすくなります。

芝生サイトなどでは、焚き火シートを敷いて地面への配慮を忘れないようにしましょう。

ダッチオーブン利用時は別売スタンド推奨

コールマン公式では、ダッチオーブンを使用する際は専用スタンドの利用を推奨しています。安定した調理を行いたい場合は、別売のスタンドを併用することでより安心して楽しめます。

どんな人におすすめ?

ファイアーディスクは、初心者からベテランまで安心しておすすめできるオールラウンダーな焚き火台です。

初心者におすすめの理由

設営は足を開くだけの簡単構造。火床が広いため、薪がはみ出す心配がなく初めての焚き火でも安心して使えます。耐久性があるため、最初の1台に選択したとしても長く愛用することができます。

ベテランキャンパーにおすすめの理由

直径45cmの広い火床は、薪の組み方を自由に工夫できる余裕があります。

直火でしかできないような薪の組み方にも挑戦できるため、焚き火の奥深さを楽しみたい人にも最適です。

料理を楽しみたい人にもピッタリ

ダッチオーブンやトライポッドなどの調理器具とも相性が良く、焚き火を囲んで料理を楽しみたい人にもおすすめです。

まとめ

ファイアーディスクはコールマンらしい使い勝手と耐久性を兼ね備えた焚き火台です。

設営の手軽さ、頑丈なステンレス構造、そして長く愛用できるシンプルなデザイン。どれも焚き火の相棒として信頼に足る特徴です。

その魅力は奥深く、焚き火デビューの初心者が最初の1台に選択したとしても満足でき、ベテランになってからも活躍し続けることでしょう。

長く使える安心感と、焚き火を純粋に楽しめる自由度。ファイアーディスクは全ての焚き火好きにおすすめできる信頼の焚き火台です。

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ひすい & くろむ
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中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
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