キャンプ場

富士山が見える絶景キャンプ場まとめ|実際に行って感じたおすすめスポット

camping-beads

富士山が見えるキャンプ場に行くと、やはり気持ちが高まります。日本人の心と文化に深く根ざした山・富士山を眺めながら、自然の中でゆったりとした時間を過ごす――それだけで心が癒やされます。

もちろん、富士山が見えなくてもキャンプ自体は楽しいものですが、やはり富士山の姿が見えると特別な時間に感じられます。

筆者自身、これまで何十回も富士山の見えるキャンプ場を訪れてきました。その中で印象に残った場所を中心に、本記事では「行った場所+これから行きたい場所」を少しずつ追加していくまとめ記事として紹介します。

ふもとっぱらキャンプ場

みんな大好きふもとっぱら。夜明けとともに逆光に照らされた富士山が姿を現す瞬間はまさに別格です。

広大なフリーサイトからは、富士山のすそ野まで遮るものがない絶景が広がります。

サイト全体は富士山に向かってゆるやかに下っており、ほとんどの場所から富士山を見ることができます。

奥に陣取って他のキャンパーが視界に入らない富士山を堪能するもよし、手前のサイトから多数のテント越しに富士山を眺めるのも楽しいものです。

トイレやお風呂棟、売店など設備も年々アップデートされ、初心者でも安心して楽しめるキャンプ場です。

所在地静岡県富士宮市麓156 [Googleマップで開く]
富士山の見え方正面に大きく、サイト全体が富士山に向かって緩やかに下っているため、
どの場所からでも富士山の全体像を見渡せる
公式サイトhttps://fumotoppara.net/
あわせて読みたい
初心者でも安心!ふもとっぱらキャンプ場の設備・注意点まとめ
初心者でも安心!ふもとっぱらキャンプ場の設備・注意点まとめ

朝霧ジャンボリーオートキャンプ場

起伏のある芝サイトが特徴で、場所によって富士山の見え方が異なります。

広場サイトでは正面に大きく富士山を望める一方で、木々に囲まれた林間サイトでは木の合間から覗く富士山がまた趣深い印象を与えます。

ふもとっぱらのような広大なフリーサイトではなく、木立や高低差のある多彩なサイト構成がこのキャンプ場の魅力。

人が少ない静かなサイトから、広場サイトのように開けた場所まで幅広いバリエーションがあり、どこを選んでも異なる表情の富士山を楽しめます。

落ち着いた時間を過ごしつつ、自分だけの秘密基地のような空間を作りたいキャンパーにぴったりのキャンプ場です。

所在地静岡県富士宮市猪之頭1162-3 [Googleマップで開く]
富士山の見え方起伏のある芝サイトで場所によって見え方が異なり、
広場サイトでは正面に大きく富士山を望める
公式サイトhttps://asagiri-camp.net/

田貫湖キャンプ場

田貫湖を一周する遊歩道から見た富士山

誰もが快適に過ごせる高規格キャンプ場で、ふもとっぱらや朝霧ジャンボリーとはまた異なる魅力を持ちます。

最大の特徴は、湖越しに富士山を望むことができる絶景。

Aサイトの湖畔側では、条件が整えば湖面に映る「逆さ富士」を見ることができます。

筆者が訪れた際はあいにくの曇天で富士山の姿は見られませんでしたが、晴れた日の光景はまさに特別感のある一枚になるはずです。

芝生サイトは丁寧に整備され、駐車場からサイトまでの導線も舗装されているため、足元が汚れにくく快適に過ごせます。

Bサイト側からでも十分に富士山を望める距離感で、どのエリアからもその雄大な姿を楽しむことができます。

売店や食堂、アスレチック、レンタサイクルなど設備も充実しており、特にファミリーキャンパーにおすすめできるキャンプ場です。

所在地静岡県富士宮市佐折634-1 [Googleマップで開く]
富士山の見え方起伏のある芝サイトで場所によって見え方が異なり、
広場湖越しに富士山を望め、条件次第で逆さ富士が見られる
公式サイトhttps://tanukiko.com/south/
あわせて読みたい
田貫湖キャンプ場|富士山と湖を望む絶景キャンプの魅力と設備ガイド
田貫湖キャンプ場|富士山と湖を望む絶景キャンプの魅力と設備ガイド

TREE LINE chillax field

朝霧高原の中でも特に富士山に近い位置にあるキャンプ場で、その距離感はふもとっぱらや朝霧ジャンボリーよりもさらに富士山寄り。

目の前に広がる富士山の迫力は圧倒的で、体感としてはふもとっぱらより一回り、二回り大きく見えるほどです。

規模は大きくありませんが、サイトやトイレは丁寧に手入れされており、清潔で気持ちよく利用できます。

特に人気なのは、富士山側の最前列サイト。ここを確保できれば、遮るもののない富士山の姿を存分に堪能できます。

所在地静岡県富士宮市人穴791-1 [Googleマップで開く]
富士山の見え方富士山が目の前に大きく見える圧倒的な距離感
公式サイトhttps://www.nap-camp.com/shizuoka/16195
あわせて読みたい
ふもとっぱらより富士山に近い!TREE LINE chillax fieldで静かに過ごす贅沢キャンプ
ふもとっぱらより富士山に近い!TREE LINE chillax fieldで静かに過ごす贅沢キャンプ

富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ

アニメ『ゆるキャン△』の聖地としても知られるキャンプ場で、主人公たちがクリスマスキャンプをした場所としてファンにはおなじみです。

広大なフリーサイトが特徴で、起伏の多さは朝霧ジャンボリーを上回るほど。アップダウンの激しい地形ゆえに設営できる場所は限られていますが、その分、サイトごとに個性があり、好みのロケーションを探す楽しさもあります。

富士山はもちろん、条件によっては富士宮市の夜景も望めるという希少なロケーション。

富士山と夜景の両方を楽しめるキャンプ場は少なく、特別感があります。

敷地内に大浴場もあるなど快適に利用できますが、売店がなく、水場やトイレの数も限られているため、しっかり準備を整えてから訪れるのがおすすめです。

所在地静岡県富士宮市原1423 [Googleマップで開く]
富士山の見え方富士山と富士宮市の夜景を同時に楽しめる希少なロケーション
公式サイトhttps://www.yokohamaymca.org/fujisan-global/
あわせて読みたい
富士山YMCA グローバル・エコ・ヴィレッジ|富士山を望む広大なフリーサイトで快適キャンプ体験
富士山YMCA グローバル・エコ・ヴィレッジ|富士山を望む広大なフリーサイトで快適キャンプ体験

富士山キャンプランド(富士ミルクランド内)

観光施設「富士ミルクランド」内にあるキャンプエリア。

富士山ビューを楽しみつつ、地元の食材やお土産などがすぐに調達できる安心感があります。薪も販売されており、安心してキャンプが楽しめます。

訪れるたびに新しいアクティビティやアトラクションが増えている印象で、子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿をよく見かける、ファミリーキャンパーにぴったりのキャンプ場です。

所在地静岡県富士宮市上井出3690 [Googleマップで開く]
富士山の見え方施設内から富士山を望むことができ、観光施設と併設された安心感のあるロケーション
公式サイトhttps://fujimilkland.com/

Mt.FUJI PARAGLIDING&CAMP
(旧アサギリ高原パラグライダースクール&キャンプ)

パラグライダースクールの敷地内というユニークな立地が特徴。道の駅「朝霧高原」に近く、買い出しにも便利です。

上空を行き交うパラグライダーを眺めながらのキャンプは非日常感があり、気持ちの良い時間を過ごせます。

設備面ではややシンプルですが、静かに過ごしたい人には心地よい環境です。

所在地静岡県富士宮市根原282-1 [Googleマップで開く]
富士山の見え方空と富士山が一体に感じられる開放的な眺望
公式サイトhttps://www.asagiri-para.com/

朝霧Camp Base そらいろ

ふもとっぱらのすぐ隣に位置し、運営はトヨタユナイテッド静岡。

晴れていれば、ふもとっぱらに匹敵するスケールで富士山を望むことができるロケーションです。

筆者が訪れた際はあいにくの曇りで富士山は見えませんでしたが、天候次第で雄大な姿を拝むことができます。

キャンプ場内は「ゆったりサイト」「まったりサイト」など4つのエリアに分かれており、それぞれ雰囲気が異なります。

中には富士山が見えにくい場所もありますが、管理棟など向かう途中で富士山が顔を出すこともあり、歩くだけでも楽しめます。

全エリアに清潔なトイレやシャワー棟が整備されており、どのサイトを選んでも快適に過ごせます。

富士山を間近に感じながらも静かな時間を楽しめる、バランスの取れたキャンプ場です。

所在地静岡県富士宮市麓624-7 [Googleマップで開く]
富士山の見え方天候が良ければふもとっぱらに匹敵する迫力ある富士山ビュー
公式サイトhttps://sorairo-camp.jp/
あわせて読みたい
朝霧高原Camp Baseそらいろ|快適設備が魅力の高規格キャンプ場
朝霧高原Camp Baseそらいろ|快適設備が魅力の高規格キャンプ場

富士見の丘オートキャンプ場

静岡県富士市にあるキャンプ場で、朝霧高原エリアからは少し離れた街寄りの立地にあります。

街中に近いながらも、場内は自然豊かで、静けさを感じられるのが魅力。
アクセス性が高く、周辺の観光スポットにも立ち寄りやすい環境です。

このキャンプ場の最大の魅力は、富士山の眺望と夜景の美しさ。
高台に位置しており、富士宮市から沼津市にかけての駿河湾沿岸の夜景を一望できます。

昼間は遠くに海まで見渡せる絶景で、日本一の山・富士と駿河湾を同時に楽しめる贅沢なロケーションです。

設備面も清潔で快適。

筆者が利用した際は、メインのフリーサイトから少し離れた「離れサイト」を利用しましたが、人が少なく静かなキャンプを満喫できました。

自然と夜景の両方を楽しみたい人におすすめのキャンプ場です。

所在地静岡県富士市大淵1297 [Googleマップで開く]
富士山の見え方富士山と駿河湾・夜景を同時に楽しめる高台のロケーション
公式サイトhttps://fujimicamp.jp/
あわせて読みたい
富士見の丘オートキャンプ場|昼は富士山、夜は駿河湾夜景を楽しめる快適キャンプ場
富士見の丘オートキャンプ場|昼は富士山、夜は駿河湾夜景を楽しめる快適キャンプ場

浩庵(こうあん)キャンプ場

本栖湖の北岸、湖畔に位置するキャンプ場。
湖越しに雄大な富士山を望むロケーションが大きな魅力です。

湖岸近くの「湖畔サイト」は特に人気で、水面に映る富士山(逆さ富士)が狙える日もあります。

『ゆるキャン△』に登場した場所としても知られ、場内を歩けばその世界観を感じさせる風景が広がります。

ただし、起伏や混雑、場所取りの難しさも指摘されており、ベストな景観を得るには早めの行動がオススメです。

テントサイトは湖畔サイトと林間サイトを備えており、サイトによって環境がかなり変わるのもこの場の特徴です。

所在地山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926 [Googleマップで開く]
富士山の見え方湖畔から雄大な富士山を望み、逆さ富士を狙える日もある
公式サイトhttps://kouan-motosuko.com/

ほったらかしキャンプ場

山梨市の高台、笛吹川フルーツ公園の上に位置する人気キャンプ場。
富士山エリアからはやや離れていますが、天候が良ければ遠くに富士山を望めます。

眼下には甲府盆地の街明かりが広がり、夜景が美しいロケーションとしても知られています。

場内は段々状のサイト構成で高低差があり、開放感のある眺望が魅力。

最上部には「Cafe 山歩(さんぽ)」があり、絶景を眺めながら飲み物や軽食を楽しめます。

すぐ隣には有名な「ほったらかし温泉」があり、温泉からも富士山や甲府盆地の景色を満喫できます。

人気が高く予約が取りにくいことで知られますが、サイトや設備の整備が行き届いており、快適性と景観を両立したキャンプ場です。

所在地山梨県山梨市矢坪1669-25 [Googleマップで開く]
富士山の見え方甲府盆地越しに富士山を遠望し、夜景も美しいロケーション
公式サイトhttps://hottarakashicamp.com/

高ボッチ高原キャンプ場

長野県塩尻市にあるキャンプ場で、キャンプサイトからは富士山を見ることはできませんが、場内から歩いて5〜10分ほどの高ボッチ山山頂まで登ると、天気が良ければ諏訪湖と富士山を同時に望むことができます。

出典:塩尻市観光ガイド

山頂からの眺めはまさに絶景で、富士山と湖を一緒に眺められる数少ないスポットのひとつです。

キャンプ場自体は開放感のある高原にあり、爽やかな風を感じながらのんびりと過ごせる場所。

富士山の見えるキャンプ場というよりは、“富士山が見える場所にすぐ行けるキャンプ場”として、ちょっと特別なロケーションを楽しめます。

所在地長野県塩尻市片丘 高ボッチ高原内 [Googleマップで開く]
富士山の見え方山頂(徒歩5〜10分)から諏訪湖越しに富士山を望む絶景スポット
公式サイトhttps://www.nap-camp.com/nagano/14809

まとめ 〜富士山のあるキャンプはやっぱり格別〜

富士山の見えるキャンプ場と一口に言っても、その見え方や雰囲気は場所によってまったく異なります。湖越しに静かに佇む富士山、芝生サイトの先に広がる雄大な姿、夜景とともに浮かび上がるシルエット――どれも同じ山でありながら、見る角度や距離、時間帯によって印象が変わります。

今回紹介したキャンプ場は、いずれも筆者が実際に訪れた中で印象に残った場所を中心にまとめたものです。
これからも実際に訪れたキャンプ場を追加し、天候や季節ごとの富士山の表情を少しずつ更新していく予定です。また、残念ながら富士山が見えるはずなのに天候に恵まれず見えなかったキャンプ場へはリベンジしたいと思っています。

富士山を眺めながら過ごすキャンプは、まさに贅沢な時間。
朝霧の中からゆっくりと姿を現す瞬間も、夕暮れに染まる姿も、すべてが特別な体験となります。あなたもぜひ、自分だけの“富士山ビュー”を探してみてください。

ABOUT ME
ひすい & くろむ
ひすい & くろむ
中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
記事URLをコピーしました