キャンプ場

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ|レンタルも温泉も揃う高規格キャンプ

camping-beads

栃木県鹿沼市にあるスノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパは、大手アウトドアブランド直営ならではの高規格な設備を備えながら、意外とリーズナブルに楽しめるキャンプ場です。

2025年9月初旬に一泊二日で訪れ、実際の雰囲気や設備の使い心地を体験してきました。この記事では写真とともに詳しく紹介します。

基本情報

住所栃木県鹿沼市上南摩町字沢口1901
[Googleマップで開く]
電話0289-74-5964(9:00〜18:00)
営業期間通年
定休:水曜日
チェックイン/アウトチェックイン:13:00〜18:00
チェックアウト:翌12:00(住箱は翌10:00)
アーリーチェックイン
レイトチェックアウト
オールシーズン:1,100円
IN:9:00~ OUT:~17:00
サイト種別・料金フリーサイト(目安12×12m)¥5,500〜
林間区画サイト(12×12m)¥6,600〜
電源付区画サイトE・H(12×12m)¥7,700〜
住箱¥24,200〜(季節変動あり)
車両乗り入れフリー/林間=サイト内乗入れ不可(通路沿いに駐車)
1サイト1台(2台目は管理棟駐車場)
電源付区画=各サイトに横付け可
AC電源有(電源付区画15区画・上限1500W)
予約方法公式Web予約(事前決済)
支払い方法クレジットカードによる事前決済
ゴミ45L以下の半透明・透明袋
燃えるごみ・生ごみ・プラごみは同袋で可
その他(ビン・缶・ペットボトル等)は分別
駐車場のゴミステーションへ
消灯22:00消灯21:00以降は静かに
ペット同伴可(リード必須・フンの処理徹底)
レンタル手ぶらCAMPプラン
各種レンタル有
出典: 公式鹿沼市なっぷ、公式配布案内(現地)

アクセス

東北自動車道 鹿沼ICから約30分

都賀西方スマートICから約20分

各サイトの特徴

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパにはフリーサイトと区画サイトがあります。
フリーサイトは広大な芝生で自由に設営でき、ほぼ全面が水平に保たれているため場所選びに困りません。
区画サイトは水はけ良好な砂利が敷き詰められており、電源があったり、林間の雰囲気を楽しめることが魅力です。

サイト早見表

サイトタイプ目安サイズ車両特徴メモ
フリーサイト
(A・B・C・D・G)
12×12m目安乗入不可
(通路沿いに駐車)
自由にレイアウト可能な
広めのサイト
林間区画サイト(F)12×12m乗入不可
(隣接駐車)
木陰で静か
地面は砂利で水はけが
よさげ
電源付区画サイト(E)12×12m
(駐車含む)
横付け可林間サイトに隣接
AC電源上限1500W
電源付区画サイト(H)12×12m
(駐車含む)
横付け可高台で見晴らし良好
AC電源上限1500W
住箱-JYUBAKO-各棟横付け可定員4
トイレ/洗面/空調有
調理は屋外で可

Aサイト

管理棟に最も近いフリーサイト。フリーサイトの自由さと管理棟の利便性を同時に満喫できます。
炊事場はDサイト寄りにあるサニタリー棟が最寄。管理棟は夜間閉鎖のためトイレはサニタリー棟を使用します。

Bサイト

少し高台で見晴らしと日照が良いフリーサイト。サニタリー棟の双方へ程よい距離感で、場内動線のバランスが良いです。
駐車場から階段を上がる必要があるので、荷物が多い場合は一工夫が必要です。

Cサイト

キャンプ場左奥に位置するフリーサイトで、上下2段に分かれています。
上段は駐車場から坂を上がるため下段と比べて空いている印象。下段は駐車場と同じ高さなので、荷物が多い場合でも安心です。
芝生はふかふかでペグが刺さりやすいものの、しっかり効いてくれるので大型テントの設営でも安心です。

Dサイト

キャンプ場中央の広大な芝生エリア。二つのサニタリー棟が近く、利便性が高い
とにかく広いので設営の自由度が高く、ふかふかの芝生で子ども連れでも安心して遊べそうです。

Eサイト(電源)

EサイトはDサイトのさらに奥にある電源区画サイト。設営スペースの地面は砂利で水はけ良好に見えます。車は横付け可能です。

Fサイト(林間)

キャンプ場最奥の林間区画にあるのがFサイト。本格的な林間ムードを感じながらキャンプを楽しめます。サイト内は砂利で水はけ良好、林間サイトにありがちなジメジメ感はありませんでした。
区画サイトですが、駐車はサイト内ではなく決められたスペースになります。

Gサイト

Gサイトはキャンプ場の右奥に位置するフリーサイト。公式サイトの画像では芝生でしたが、今回実際に見てみると砂利サイトになっていました。

Hサイト(電源)

山側の1段上がった高台に位置するHサイトは見晴らし良好な電源区画サイト。車は横付け可能です。

住箱(JYUBAKO)

場内で最も高台に位置するトレーラーハウス型サイト。眺望は場内随一。室内トイレ・洗面・空調を備え、調理は屋外で行います。

設備紹介

管理棟直営ストア併設の受付(9:00〜18:00・水曜定休)
薪・飲料・消耗品・レンタル・自販機あり
トイレサニタリー棟2か所
温水洗浄便座・手洗い場ありバリアフリートイレあり
シャワー温水シャワー無料・24時間利用可
女性側入口は鍵+パスワード(女子トイレ内に掲示)
シャンプー類は設置なし
炊事場温水対応シンク
屋根あり
スポンジ・洗剤は設置なし
生ゴミネット設置
ランドリー洗濯機無料(7:00〜21:00)。乾燥機なし
洗剤は備え付け
温浴(場内)天然温泉(内湯・露天)+サウナ・水風呂・外気浴
10:00〜21:00(最終20:30)
水曜定休
洗面台にドライヤー・綿棒・ティッシュあり
浴室内にシャンプー・コンディショナー・ボディソープ備付
ストア氷・軽食・薪販売ギア・アパレル販売レンタル受付
ゴミステーション45L以下の半透明・透明袋で分別
燃えるごみ・生ごみ・プラごみは同袋で可
その他(ビン・缶・ペットボトル・ガス缶)は分別
回収不可のごみは持ち帰り
ゴミ袋の現地販売あり
炭捨て場各炊事棟に消火バケツあり
消火後に指定の炭捨て場へ
自動販売機サニタリー棟に飲料自販機あり
EV充電器駐車場にEV充電器あり
出典: 公式なっぷ、公式配布案内(現地)

管理棟

チェックイン/アウトの受付、直営ストア、温泉、カフェ・食事処が一体になった中核施設。

温泉入口前に休憩スペースがあり、キャンプで疲れた時にここで一休みすることができます。


夜間は閉鎖されますが照明が綺麗に輝いて美しく見えます。

支払いは各種キャッシュレス対応

薪(広葉樹・針葉樹)もここで購入することができます。

この日はキッチンカーも来ていました。

トイレ

管理棟のほか場内サニタリー棟に2か所。いずれも非常に綺麗で、全個室に温水洗浄便座

サニタリー棟のトイレはヒーターパネル有で冬でも暖かそうです。

洗面台は自動水栓。管理棟と中央のサニタリー棟には多目的(バリアフリー)トイレもあります。

シャワー

Dサイト奥サニタリー棟にあるシャワーは24時間利用可能。室内はしっかり冷房が効いていて、真夏でも涼しく感じます。壁面にはヒーターパネルもあったため、冬は暖かそうです。

シャワーは2室あり、よくあるコイン式ではなく無料で使えました。備え付けの珪藻土マットが汚れていたのは今後改善してほしいポイント。洗面台にはドライヤーが備え付けられています。

女性用シャワーの入口にはパスワード式のカギがかかっており、女性でも安心して利用可能です。シャンプー等の備付はありませんので要注意。

炊事場

各サニタリー棟には炊事場。全蛇口でお湯が出るため、冬場の洗い物でも苦になりません。
清掃もしっかりされており綺麗に保たれていました。

22時以降は洗い物禁止、歯磨きは静かにとの掲示。照明はセンサーライトとなっているため、夜間でも不要に周囲を照らすことはありませんでした。

生ごみ用のネットとゴミ箱も設置されており、生ごみをサイトに持ち帰らずに処理できます。

充電スペース

サニタリー棟の壁面にはコンセントが並んだ充電スペースがあり、スマホやポータブル電源を充電することができます。

扉や鍵などはないため盗難には注意が必要です。

ランドリー

Dサイト奥サニタリー棟には洗濯機が2台設置。洗剤も備え付けられており、連泊の際は活躍すること間違いなし。
一方、乾燥機は設置されていないためサイト内で乾かす必要があります。

21:00〜7:00は使用不可なので利用時間には注意しましょう。

薪・炭の処理スペース

サニタリー棟には消火用バケツと薪・炭の処理のためのスペースがあり、火消し壺などの消火装備を持っていなくても焚火やBBQを好きなタイミングで切り上げることができる環境が整っています。
しっかり消火した後は備え付けの炭灰処理用の袋を活用してゴミとして捨てましょう。

自動販売機

管理棟及びDサイト奥サニタリー棟裏には自動販売機があります。電子マネーは使えず、現金のみ対応。管理棟内にはアイスクリームの自動販売機もありました。

日帰り温泉施設

管理棟内には日帰り入浴も可能な温泉施設があります。受付横のセルフ決済端末で支払いをし、受付で靴箱のカギを受け取って利用。

利用可能時間は10:00–21:00(最終20:30)ロッカーは100円玉が必要なタイプ(返却式)。

露天風呂やサウナ、外気浴スペースも兼ね備えた本格的な温泉です。

浴室内にはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープあり、洗面台にはドライヤー・綿棒・ティッシュが備え付けられています。

区分料金
入浴料(大人)¥700
入浴料(小人/6〜12歳未満)¥350
入浴料(障がい者)¥350
入浴料(障がい者・小人)¥300
乳幼児(0〜5歳)無料
タオルセット(バス+フェイス)¥300
カミソリ¥110
ヘアブラシ¥110
ハブラシ¥110
ボディタオル¥110
ベビーバス無料
出典:公式サイト

カフェ・食事処

管理棟内には地元の食材を用いたカフェ食事処(そば屋)が併設されており、キャンプ料理を作らなくてもキャンプを楽しむことができます。

ゴミステーション

入口近くの駐車場の端にゴミステーション。45L以下の半透明/透明袋で燃えるごみ・生ごみ・プラごみをまとめて捨てることができます。(ゴミ袋は管理棟での販売あり)。

その他にもペットボトルやダンボール、缶などは分別して捨てることができます。薪や炭は外にある専用の箱に捨てます。

EV充電器

駐車場にEV充電器1台設置。急速充電ではなく普通充電タイプでした。

はじめてでも安心な理由

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパははじめてのキャンプでも安心してデビューできる設備とサービスが揃っています。

綺麗なサイトと設備は虫などの自然が苦手な人でも快適に利用することができます。
屋外で過ごすことで不安になる夏場の汗なども、温泉やシャワーがあるため心配不要。
食事処を活用すれば料理が苦手でも安心して楽しめます。

快適に過ごすためのTips

サイト選びのポイント

サイト内ではHサイト/住箱がある山側に日が沈みます。夏場は山側に設営することで日陰に入るのが早くなるため、快適に過ごすことができます。一方、冬はB-Cサイトの奥側に設営すると日照時間を稼ぐことができます。

管理棟からサイト方向。右手の山側に日が沈む

レンタル&直営ストアの活用

キャンプ道具がないという方でも安心の「手ぶらCAMP」というプランが用意されています。テントから食器類まで必要な道具が揃っていて、気軽にキャンプデビューをすることができます。

一式レンタルが不要な方向けに気になるギアだけをレンタルすることも可能です(電話申し込み)

さらに、管理棟内の直営ストアでは気になる道具を買い足すこともできるため、現地についてからでもキャンプ体験の幅を広げることができます。

スノーピーク製品の公式レンタルが魅力ですが、他ブランドのアイテムを比較してみたい方は【hinataレンタル】などの外部レンタルサービスの活用もおすすめです。

利用時の注意点と知っておきたいこと

客層広め=消灯後の賑やかリスク

初心者でも安心して利用できる反面、幅広い客層が利用するため、慣れていない利用者がいる可能性もあります。
わたしが利用した際も深夜0時ごろまで宴会をしているキャンパーがいて睡眠を妨げられました。

耳栓などで対策するとともに、自分も周囲に迷惑をかけないよう気を引き締めたいところです。

視界に民家が入り超非日常感は薄れる

BサイトやCサイトからは向かいにある民家が見えるため、大自然の中での超非日常感を求めるキャンパーには物足りないかもしれません。

FサイトやDサイトであれば他のサイトや木が視線を遮ってくれるため、民家などが視界に入りづらいです。

電波状況(auは入るが動画視聴は難しい程度)

わたしはpovo(au回線)を利用していますが、Cサイトでは電波は入るものの動画視聴は難しい程度でした。

せっかくのキャンプなのでネットではなく焚火などのキャンプでしかできないアクティビティを楽しむ準備をおすすめします。

周辺環境とおすすめスポット

買い出しスポット

名称住所営業時間出典
ヤオハン 樅山店栃木県鹿沼市樅山町43-1
[Googleマップで開く]
9:00〜20:00ヤオハン
生鮮市場TOP
アクロスプラザ鹿沼店
栃木県鹿沼市上殿町字百目鬼885-1
[Googleマップで開く]
9:00〜21:00マミーマート
スーパーセンタートライアル
鹿沼店
栃木県鹿沼市茂呂923-7
[Googleマップで開く]
24時間営業TRIAL
ヤオハン 粟野店栃木県鹿沼市久野398
[Googleマップで開く]
9:30〜20:00ヤオハン

まとめ

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパは綺麗な設備と併設された温泉・食事処など、初心者でも安心の快適キャンプが楽しめるキャンプ場です。

一度では魅力を味わい尽くせず、ぜひ再訪したいと感じました。

あわせて読みたい ~首都圏から行ける高規格キャンプ場~
【キャンプ場紹介】朝霧Camp Base そらいろ
【キャンプ場紹介】朝霧Camp Base そらいろ
ABOUT ME
ひすい & くろむ
ひすい & くろむ
中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
記事URLをコピーしました