キャンプ Tips

キャンプで眠れなかった夜の音

夜のキャンプサイトに張ったテント。「キャンプの夜、意外と眠れない」の文字
Nice Camp

キャンプ場で夜の音が気になるといえば、遅くまで続く話し声や音楽を思い浮かべます。マナーの悪いキャンパーがいて眠れない、というのはよくある話です。でも、周りの人が静かに過ごしていても、立地や天候、虫や動物の声で眠れないことがあります。

私がこれまで泊まって気になったのも、道路を走るトラック、夜中の貨物列車、風が強い日の波の音だけではありませんでした。朝霧ジャンボリーでは虫の音、竜洋では深夜の猫の喧嘩。昼間に見た景色のよさと、夜に寝やすいかどうかは、少し分けて考えた方がよさそうです。

今回は、これまで泊まったキャンプ場で気になった音から、予約前に何を見ておけばよいかを考えてみます。紹介するのは私が泊まったときの経験です。同じ場所でも、泊まる日やサイトによって印象は変わります。

海が近くても、気になったのは道路の音だった

須沢臨海公園オートキャンプ場は、海岸へ出やすく、ヒスイ拾いと一緒に楽しめるキャンプ場でした。街にも近いので、車で買い出しに行きやすいところも便利です。

一方、泊まったときに気になったのが、キャンプ場の前を通る大型トラックの音でした。夜中にも通行があり、走行音で寝つきにくく感じました。海沿いという言葉から想像する雰囲気だけでは分からなかった部分です。

便利な立地であることと、夜に道路の音が聞こえることは、同時に起こります。便利だから悪い、海沿いだから静か、というように一つの言葉で決められないところだと思います。

須沢臨海公園で過ごしたサイト。海岸散歩と一緒に楽しめる場所です
須沢臨海公園で過ごしたサイト。海岸散歩と一緒に楽しめる場所です

海辺でのんびりできても、夜の貨物列車は別だった

朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場も、海岸を歩いたり石を探したりする楽しみがある場所です。設備が整っていて、過ごしやすいと感じた一方、線路が近く、夜の貨物列車の音は気になりました。

海辺で過ごす時間がよかったことと、夜の音が気になったことは、どちらも私の感想です。「音がしたから楽しめない場所だった」という話ではありません。何をしに行くかによって、受け止め方も変わると思います。

静かにこもる時間を一番にしたいのか、海岸散歩や周辺観光を楽しむ拠点にしたいのか。私には、後者として考える方がしっくりくるキャンプ場でした。

朝日ヒスイ海岸のサイト。海辺で過ごす時間と、夜に聞こえる音は分けて考えたいところです
朝日ヒスイ海岸のサイト。海辺で過ごす時間と、夜に聞こえる音は分けて考えたいところです

波の音も、いつも心地よいとは限らなかった

浩庵キャンプ場で湖畔に3泊したときは、きれいな富士山の写真が撮れました。ただ、眠りにくかった夜もありました。

最初の夜は湖側への傾斜が大きく、マットからずり落ちてしまいました。次の夜はずり落ちを抑えられたものの、今度は風が強く、波の音が大きくて寝られませんでした。3泊目になって、ようやく静かな湖畔で気持ちよく眠れました。

同じ滞在でも、夜ごとに印象が違いました。湖のそばだから必ず波音に癒される、とも、波音があるから眠れない、とも言えません。私が気になったのは、風が強かった夜の音です。

浩庵の湖畔に張ったテント。写真は湖畔の様子で、波音が気になった夜のものではありません
浩庵の湖畔に張ったテント。写真は湖畔の様子で、波音が気になった夜のものではありません

朝霧ジャンボリーでは虫の音で眠れなかった

この間の朝霧ジャンボリーでは、虫の音で眠れませんでした。コオロギだったのか、別の虫だったのか、種類までは分かりません。

自然の中で聞こえる虫の音も、眠ろうとする夜には気になることがあります。誰かのマナーが悪いわけでもないので、静粛時間のルールだけでは分からない部分です。

竜洋では深夜1時ごろに猫の喧嘩

かなり前に竜洋で泊まったときは、深夜1時ごろ、サイトの近くで猫が激しく喧嘩をしていて眠れませんでした。

しばらくすれば収まるだろうと思って、そのまま待っていたのですが、なかなか終わりません。仕方なくテントを出て猫を探しに行くと、猫はすごい勢いで逃げていきました。

道路や線路のように場所を調べておける音もあれば、こんなふうにその夜、突然始まる音もあります。

「静かだった」の一言を、少し分けて読む

こうして振り返ると、キャンプ場の静かさを考えるときは、「何の音が、いつ聞こえたのか」を分けて読むと、自分に合うか考えやすくなりそうです。

  • 周囲の会話や音楽が気になるのか。
  • 道路や線路からの音が気になるのか。
  • 波や虫の音、動物の声など、天候やその日の状況で変わる音が気になるのか。
  • 昼間の感想なのか、眠ろうとした夜の感想なのか。

道路や線路の位置は地図で確認できますが、そこで自分がどのくらい音を気にするかまでは分かりません。口コミを読むときも、サイトの位置や泊まった時期が書かれていると参考になります。一方で、虫の音や突然の猫の喧嘩まで、予約前に見通すのは難しいところです。

場内の静粛時間や音楽のルールを確認することも大切です。ただ、マナーが守られていることと、眠るときに音が気にならないことは別です。道路や列車、波、虫や動物の声まで、場内のルールで静かになるわけではありません。

耳栓やイヤホンも試したけれど、対策は簡単ではなかった

私も、ただ我慢していたわけではありません。百均で買った耳栓を試したことがあります。ないよりはマシでしたが、私が使ったものは耳から出っ張る感じが気になり、その違和感でなかなか寝つけませんでした。

ノイズキャンセリングイヤホンも試しました。耳栓より静かになったように感じたものの、寝返りを打つうちに片方が外れてしまい、こちらもうまくいきませんでした。音が小さくなることと、着けたまま眠れることは別でした。

テントの薄い布一枚ではつらく、車中泊への切り替えを考えたこともあります。ただ、実際には試していないので、どれくらい違うかは分かりません。

私には、耳栓もイヤホンも、慣れないままではうまく使えませんでした。それでも、何も備えない「ノーガード」はきつい。持っていくだけで安心せず、自分が着けたまま眠れそうか、家で試しておくのがよさそうです。

景色のよさと、眠るときの条件を別々に考える

私は、音が気になったからといって、そのキャンプ場のよかったところまでなくなるとは思いません。海岸散歩を楽しめること、買い出しに行きやすいこと、富士山がきれいに見えること。それぞれ違う魅力がありました。

ただ、次の一泊でゆっくり眠ることを重視するなら、眺めだけでなく、道路や線路の位置、湖畔なら風が強かった日の感想も見ておきたいところです。それでも、その夜の自然や動物の音までは予想しきれません。

「静かなキャンプ場」を探すだけでなく、自分はどんな音が気になりそうか、どんな対策なら無理なく使えそうかも考える。景色を楽しむ準備と一緒に、夜に眠るための備えもしておきたいと思います。

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ひすい & くろむ
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中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
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