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【レビュー】テンマクデザイン サーカスTC|約5年使って感じたお気に入りと気になるところ

サーカスTC単体を使った約5年のレビューのアイキャッチ
Nice Camp

『サーカスTC』を約5年使っていますが、今でもかなり気に入っています。我が家では『ツーリングドームLX』の次に購入し、ソロでも夫婦2人でも使ってきました。

設営が簡単で、中はゆったり。TC生地の触り心地も好きです。一方で、持ち上げるとずっしり重いですし、雨に濡れたあとの撤収には手がかかります。今回は、長く使って感じた良いところと、気になるところを紹介します。

わたしが使っているのは、サイドフラップのない旧型のノーマル『サーカスTC』です。現在の『サーカスTC+』はトリプルジッパーなど仕様が変わっているため、この記事の使用感は旧型のものとして読んでください。現行品の基本スペックは、このあと表にまとめました。

旧型サーカスTCの外箱。型番はTM-CT2BS
旧型サーカスTCの外箱。型番はTM-CT2BS

サーカスTCってどんなテント

サーカスTCは、テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)のワンポールテントです。先のとがった三角形の姿が特徴で、キャンプ場ではすっかりおなじみ。わたしがふもとっぱらへ行くと、サーカスシリーズを何張りも見かけます。

入口を閉じたサーカスTC。シンプルな五角錐の全体像です
入口を閉じたサーカスTC。シンプルな五角錐の全体像です

「ワンポール」は、その名のとおり中央の1本のポールで幕を支える構造のこと。幕の裾をペグで固定してからポールを立てるので、設営の手順がシンプルです。サーカスTCにはペグの位置を決める設営ガイドも付いていて、初めてでも形を整えやすくなっています。

「TC」はポリエステルとコットンの混紡生地です。現行サーカスTC+の本体はポリエステル65%、コットン35%。薄手のポリエステル幕とは違う、厚みのある生地が使われています。

テンマクデザインの素材説明では、TCは遮光性・通気性に優れ、暖気を逃しにくい生地とされています。ただし、夏でも暑くならない、冬に暖房なしで暖かいという意味ではありません。季節や気温に合わせた装備や換気は必要です。

また、綿が水を含んで膨らみ、織り目が詰まることで防水性が生まれる仕組みです。完全防水ではなく、大雨や長雨では染み出しや浸水の可能性もあります。雨に濡れたあとの扱いについては、後半でも触れます。

素材の詳しい説明:テンマクデザインのTC素材について

現行サーカスTC+の基本スペック

以下は、公式サイトに掲載されている現行『サーカスTC+』のスペックです。わたしが使用している旧型とは仕様が異なるため、使用感のレビューと区別して見てください。

項目サーカスTC+
使用時のサイズ442×420×高さ280cm
収納サイズ長さ65×直径24cm
総重量10.98kg
幕体重量6.24kg
ポール重量2.4kg
本体の素材ポリエステル65%・コットン35%
ポール構成中央1本
ファスナートリプルジッパー
設営ガイド・張り綱設営ガイド付属・張り綱5本
公式掲載価格(税込)43,780円

出典:サーカスTC+公式商品ページ

ソロでゆったり使いたい方にはもちろん、夫婦2人でも使える広さがあります。ただ、中央にポールがあることと、壁が斜めに下がっていることは、寝具や荷物を置くときに考えておきたいところです。実際の使い方は、このあと紹介します。

サーカスTCのお気に入りポイント

長く使っていて、特に気に入っているのは次の5つです。

  • 設営が簡単
  • 工夫すればバイクにも積める
  • 夫婦2人でも過ごしやすい広さ
  • 風があるときにも張りやすいと感じる
  • TC生地の触り心地

設営が簡単

キャンプ場に着いたら、設営は早めに済ませて焚き火などを楽しみたいですよね。サーカスTCは中央のポールが本当に1本だけなので、組み立て方で迷うところが少なく、慣れると設営が楽です。

特に助かるのが、付属の設営ガイド。中心にガイドを置き、角に合わせてテープを伸ばして、その先にペグを打っていきます。最初にペグを打つ位置が決まるので、あとから形を何度も直さずに済みます。

ガイドに沿って打ったペグへ幕体を掛け、最後にセンターポールを立てます。初めて張るときでも、この手順なら五角形を作りやすいのが良いところです。

先に幕の裾を固定する手順なので、ポールを立てるときに風があっても、幕を押さえやすいと感じています。もちろん、風が強すぎる日に無理をして設営するという話ではありません。

工夫すればバイクにも積める

張った姿を見ると大きいサーカスTCですが、わたしはバイクにも積んで使っています。収納しているのは、TANAXの『キャンピングシェルベース』。『キャンピングシートバッグ2』の下に重ねて使える、硬いベース状の収納です。

キャンプ道具を積んだバイク。荷物の重さや固定方法まで含めて考える必要があります
キャンプ道具を積んだバイク。荷物の重さや固定方法まで含めて考える必要があります

幕体の畳み方を少し変えると、この中に収まります。左右の隙間にはペグとペグハンマーを入れています。大きなテントがここに収まるのは、かなり気持ちがいいです。

TANAXのキャンピングシェルベースに収めた旧型サーカスTCの幕体
TANAXのキャンピングシェルベースに収めた旧型サーカスTCの幕体

ただし、テント一式が入るわけではありません。センターポールは収まらないため、キャンピングシートバッグ2に別に固定しています。サイドフラップの付いたDXを同じように収納できるかは試していません。

これは、わたしの旧型サーカスTCとバッグを組み合わせた場合の話です。幕体だけでも重さがあるので、積むときはバッグや車両の積載条件、ほかの荷物の重さ、固定方法を確認してください。

夫婦2人でも過ごしやすい広さ

我が家はサーカスTCで、夫婦のデュオキャンプを何度もしています。ソロならゆったり使えますし、2人でも寝具やテーブルなどを置いて過ごせる広さがあります。

コット2台と椅子、テーブルを並べた幕内のレイアウトです
コット2台と椅子、テーブルを並べた幕内のレイアウトです

特にシートを敷いてお座敷スタイルにすると、夫婦2人でゴロゴロできるので、ついテントの中に引きこもりたくなってしまいます(笑)。

焚火タープTCとつないで使うこともあります。テントだけのときとタープを組み合わせたときで過ごし方を変えられるところも、気に入っています。

サーカスTCにタープを組み合わせた設営例。外にもくつろぐ場所を作れます
サーカスTCにタープを組み合わせた設営例。外にもくつろぐ場所を作れます

なお、TC生地は燃えない素材ではありません。焚き火をするときはテントやタープとの距離や風向きに注意し、火気の扱いはメーカーの使用上の注意を確認してください。

風があるときにも張りやすいと感じる

わたしは開放感のあるサイトが好きで、ふもとっぱらでもサーカスTCを使ってきました。風を受けたときには、先のとがった形でうまく受け流しているように感じることがあります。

タープを組み合わせたサーカスTC。張り綱も使って設営しています
タープを組み合わせたサーカスTC。張り綱も使って設営しています

5本の張り綱を張って使うことも含めて、個人的には心強いと感じています。先にペグダウンしてから立ち上げる設営手順も、扱いやすいと思う理由のひとつです。

ただ、耐風性能を測ったわけではありませんし、「この風速まで大丈夫」とは言えません。地面やペグの効き方、風向きでも条件は変わります。公式の取扱説明書でも、突風・豪雨・雷などが予測されるときは撤収するよう案内されています。

TC生地の触り心地が好き

TC生地は、機能の話より先に、触り心地が好きです。店頭に展示されていたサーカスTCを触ったときに、この生地はいいなと思ったのを覚えています。

日差しの下で見たTC生地。側面の色や質感が分かります
日差しの下で見たTC生地。側面の色や質感が分かります

それまで使っていたポリエステル幕と比べて、厚みがあって安心感があります。強い日差しのときに濃い影ができるところも、お気に入りです。軽さや乾かしやすさを考えるとポリエステル幕にも良さがありますが、わたしはこの質感が好きでTCを選んでいます。

結露については、「TCだから結露しない」というわけではありません。冬には内側がしっとりしていることもあります。公式の素材説明でも、内側の結露を綿が吸う性質はあるものの、結露自体がなくなるわけではないとされています。保管する前には、内側まで乾いているか確認しておきたいところです。

サーカスTCの気になるところ

かなり気に入っているテントですが、使っていて気になる点もあります。

  • ずっしり重い
  • 雨に濡れると撤収と乾燥が大変
  • センターポールが邪魔になる
  • ほかの人とかぶる

ずっしり重い

TC生地の質感は好きですが、そのぶん重さはあります。収納した幕体を持ち上げると、やっぱりずっしり。気軽にひょいと持ち運べるテントではありません。

バイクに積むときには、ほかの荷物も合わせて考える必要があります。わたしは大型バイクに積んで使っていますが、同じように積めるか、走りやすいかは車両や荷物の配置によって変わります。

車で運ぶ場合も、重さがなくなるわけではありません。駐車場とサイトが離れているキャンプ場だと、運ぶのが少し大変です。

雨に濡れると撤収と乾燥が大変

雨でTC生地が水を吸うと、ただでさえ重い幕体がさらに重くなります。乾くまで時間もかかるので、雨の撤収はなかなか大変です。

水滴が残る幕と濡れた地面。雨の撤収では、あとで乾かす手間もかかります
水滴が残る幕と濡れた地面。雨の撤収では、あとで乾かす手間もかかります

濡れたままではいつもどおりに畳みにくく、わたしは大きめの袋に入れて持ち帰り、帰宅後に乾かすことがあります。幕が大きいので、自宅で広げて乾かすのもひと苦労です。

濡れたまま保管するとカビの原因になります。公式でも、縫い目やフラップの裏まで十分に乾燥させるよう案内されています。できれば撤収日の朝に乾くのを待って片づけたいところですが、天気や出発時間によってはそうもいきません。

この重さと乾かしにくさは、TC生地を選ぶときに知っておきたいところです。触り心地や影の濃さは好きでも、雨のあとまで手軽とは言えません。

センターポールが邪魔になる

これはワンポールテントの分かりやすい特徴ですが、テントのど真ん中にポールが立ちます。最初は以前のテントより広くなったことがうれしくて、それほど気になりませんでした。

ただ、この広さに慣れてくると、「ここにポールがなければ、もっと自由に置けるのに」と思うことがあります。動くときにも、寝具やテーブルを並べるときにも、真ん中の1本が気になります。

コットや椅子、荷物を入れた幕内。中央のポールを避けて配置を考えています
コットや椅子、荷物を入れた幕内。中央のポールを避けて配置を考えています

ポールを二股にして中央を空ける方法も気になりますが、わたしはまだ試していません。追加の費用がかかりますし、強度のことも気になって、今は純正の1本ポールのまま使っています。二股化した場合の使い勝手や安全性は、ここでは評価できません。

ほかの人とかぶる

これは、もうどうしようもないですね。ふもとっぱらへ行くと、サーカスシリーズを何張りも見かけます。

逆に、以前週末に訪れたキャンプ場で、自分たち以外のサーカスを一張りも見かけなかったことがありました。それが記憶に残るくらい、普段はよく出会うテントです。

ただ、人とかぶることが悪いかというと、そうでもありません。純正品もサードパーティー品も、組み合わせる道具の選択肢があります。わたし自身、Amazonで購入したサードパーティー製のグランドシートと、純正のインナーテントを使っています。

ワイルドワンでは、サーカスの斜めの側面に合わせた形の棚を見かけたこともあります。自分の使い方に合わせて道具を足していけるのは、長く使ううえでうれしいところです。オプションを選ぶときは、対応するサイズやモデルを確認してください。

人と違うテントを使いたい方は気になるかもしれませんが、わたし自身は、同じテントを使っている人が多いことにあまり抵抗はありません。

まとめ

サーカスTCは、設営の分かりやすさと広さ、TC生地の質感が気に入っているテントです。重さや雨のあとの手間、真ん中のポールに不満はありますが、約5年使った今でも、かなり好きな一張りです。

初心者にもおすすめしやすいと感じています。2025年11月に大学時代の友人とふもとっぱらへ行ったとき、友人はレンタルのテントを使っていました。その後、自分のテントを検討する中で『サーカスTC+』が候補に上がり、わたしも実際にどんなふうに使えるかを伝えながらおすすめしました。

もちろん、軽さや雨撤収の手軽さを優先する方には、ほかの素材のテントも選択肢になります。サーカスTCは、その手間も含めて付き合える方に、ソロでも夫婦でも長く使ってほしいテントです。

現行のサーカスTC+を検討している方は、最新の仕様と価格を公式商品ページで確認してみてください。

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ひすい & くろむ
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中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
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