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1泊2日のキャンプはなぜ忙しいのか|ゆっくり過ごす時間の作り方

山並みを眺めるキャンプの椅子とテーブル。1泊2日キャンプ、ゆっくり過ごす時間のつくり方
Nice Camp

1泊2日のキャンプは、設営が終わってようやく椅子に座れたと思ったら、もう夕食の準備。料理して、食べて、片付けて、焚き火を楽しむと、あっという間に寝る時間です。

翌朝も朝食と撤収が待っています。帰りに温泉と昼ご飯を楽しめば、家に着くのは夕方から夜。のんびりするつもりでも、思っていたより忙しくなります。

夕食をじっくり作るのか、焚き火の前でゆっくりするのか。楽しみたいことを決めると、手軽に済ませるものも選びやすくなります。

一泊のうち自由に使える時間は意外と短い

たとえば、13時チェックイン、翌日11時チェックアウトなら滞在は22時間。この中に睡眠、設営、撤収、夕食と朝食の準備や片付けが入ります。丸二日、キャンプ場でのんびりできるわけではありません。

設営に1時間、撤収に2時間かかる一泊を例にすると、それだけでも3時間です。フリーサイトで張る場所を探す時間は、その前にあります。

料理や焚き火を楽しんだあとは、片付けもあります。一つ終えたら次の準備で、椅子に座る時間がなかなか取れません。

山並みを眺める椅子と小テーブル
山並みを眺める椅子と小テーブル

場所探しと設営で午後を使い切らない

フリーサイトでは、張る場所を決めてから設営が始まります。もっとよい場所がないかと探し続けると、それだけで午後の時間を使ってしまいます。場所探しにも設営にも、ある程度の割り切りが必要です。

曇り空の朝霧ジャンボリー
曇り空の朝霧ジャンボリー

景色を楽しみたいのか、水場の近くがいいのか。優先したい条件を決めておけば、比べる範囲を絞れます。平らさや風の影響、場内のルールを確認し、条件を満たす場所が見つかったら決める。出発前に場内図を見ておくのも、候補を絞る方法の一つです。

設営の時短は、手を速く動かすより、探し物と出し入れを減らすところから。テント、ペグ、ハンマーを先に取り出せるように積み、照明や電池は出発前に確認しておく。寝床と座る場所ができたら、あとは使う道具から出していけば十分です。

ラックに掛けたシェラカップと、棚にまとめた調理道具
ラックに掛けたシェラカップと、棚にまとめた調理道具

道具を並べるのもキャンプの楽しみですが、一泊で使わなかったものは、次回の荷物から外せないか考えてみます。新しい時短ギアを買う前に、まずは今の荷物で減らせるものを探してみます。

夕食を楽しむなら朝食は手軽にする

設営後に少しのんびりすると、今度は夕食の準備です。調理だけなら短くても、材料を出し、食器を並べ、食べ終わってから洗ってしまうところまで続きます。

夕食をしっかり作りたい日は、翌朝をパンなどの手軽なものにする。反対に、朝ご飯を楽しみたいなら夕食の品数を絞る。両方に手をかけすぎなければ、食後に座ってひと息つく時間も残せます。

ホットサンドメーカーで焼いたパン
ホットサンドメーカーで焼いたパン

献立を決めるときは、調理の手間だけでなく、鍋や食器がいくつ必要になるかも見ておきます。カット済みの食材を使ったり、自宅で下ごしらえを済ませたりすれば、現地で包丁やまな板を出す工程を減らせます。食材は必要な保冷をして持っていきます。

夜に片付ける道具と朝にも使う道具を分けておけば、しまったものを翌朝また出す手間も減ります。ただし、食べ残しや食材は外に置いたままにせず、キャンプ場のルールに沿って保管します。

朝の焚き火は消火と片付けまで考えて決める

朝食を作り、寝袋などを乾かして、ご飯を食べる。朝はこれだけでも忙しく、焚き火をするなら消火と片付けの時間も必要です。

金属スタンドと保護シートを併用した焚き火台
金属スタンドと保護シートを併用した焚き火台

焚き火は、火を消したらすぐに片付けられるわけではありません。完全に消火して灰や燃え残りを処理し、焚き火台が十分に冷めるまで待ちます。チェックアウトから逆算して、そこまでの時間を取れるか考えておきます。

火が残っている間はその場を離れず、灰はキャンプ場の指定どおりに処理します。消火や片付けの方法は、使っている道具の説明書も確認してください。

朝の時間が足りなそうなら、焚き火は夜に楽しみ、朝はコーヒーを飲んで過ごすのもいいですね。朝の焚き火を楽しみたい日は、朝食を手軽なものにする。調理と焚き火を両方こなそうとしなければ、時計ばかり気にせずに済みます。

焚き火台を組み立てる手間も減らしたいなら、脚を開くだけで使えるタイプもあります。私が使っているコールマン「ファイアーディスク」の設営や使用感は、こちらのレビューで紹介しています。消火や冷却に必要な時間は、別に見込んでおきます。

撤収に2時間かかるなら9時には片付けを始めたい

11時チェックアウトで撤収に2時間かかるなら、9時開始でちょうどです。寝袋を乾かすところから全部始めたり、途中でのんびりしたりする余裕は、ほとんどありません。積み込みと忘れ物の確認まで考えると、9時より前から少しずつ片付けたいところです。

寝袋、マット、コットを並べたテント内の寝床(朝霧ジャンボリー)
寝袋、マット、コットを並べたテント内の寝床(朝霧ジャンボリー)

寝袋やマットは起きて使い終わったら、製品の手入れ方法に沿って乾かし始めます。着替えや小物も、もう使わないものからまとめておく。朝食が終わったあとに、食器、寝床、家具、テントを片付けていけるようにします。

マットの空気抜きに時間を取られるなら、対応する電動ポンプを使う方法もあります。私が使っているコールマン「モバイルポンプ」は、手で何度もマットを丸める作業が楽になりました。対応するバルブや動作音、空気抜き中に手を離せない点は、こちらのレビューにまとめています。

天気によっては、撤収時刻までに乾かないこともあります。そのときは濡れたものを分けて持ち帰り、帰宅後に広げて乾かします。現地で乾くことを当てにしすぎず、家に帰ってからの時間も残しておきたいです。

収納袋も、片付けるときにすぐ取り出せる場所へまとめておきます。最後まで使う椅子や小さなテーブルを決めておけば、休む場所を残しながら、ほかの荷物を先にしまえます。

一度、撤収に何分かかったかを見ておくと、次回の片付けを何時に始めればよいか考えやすくなります。テントを畳む時間だけでなく、洗い物から車への積み込みまで含めて測っておきます。

温泉と昼ご飯まで入れると帰り道はもう午後

たとえば、11時にチェックアウトして、温泉と昼ご飯を済ませたら13時ごろ。そこから家に向かい、渋滞に巻き込まれれば帰宅は夕方から夜になることもあります。

やまなしフルーツ温泉 ぷくぷくの入口
やまなしフルーツ温泉 ぷくぷくの入口

帰りの温泉も昼ご飯も楽しみたいなら、出発前に帰り道沿いの候補を探しておきます。現地で店を探して行ったり来たりする時間を減らせますし、食事もできる温泉施設なら一か所で済ませられます。移動や混雑で待つ時間は、別に見込んでおきます。

早く帰りたい日は、寄り道をせずに帰るか、一つに絞る。温泉と食事をゆっくり楽しむ日は、帰宅が遅くなる前提で翌日の準備を済ませておく。

出発前にNEXCOの渋滞予測を見ておき、帰る前には最新の道路交通情報も確認します。早く帰ろうと休憩を削らずに済むよう、渋滞も見込んで予定を立てたいです。

帰宅後には荷下ろし、食材の整理、濡れた道具の乾燥も残ります。帰った夜を全部片付けに使わないためにも、行き先を決める段階で、往復の移動時間まで見ておきたいです。

楽しみたいことに合わせて、ほかの予定を減らす

一泊で全部を楽しもうとすると、どうしても慌ただしくなります。次のキャンプでは何に時間を使いたいか、それに合わせて省けるものを決めてみます。

  • 夜の焚き火を中心に楽しむなら、夕食は手軽で洗い物の少ない献立にする
  • 朝ゆっくり過ごすなら、朝食を手軽にし、朝の焚き火を省いて撤収までの時間を残す
  • 帰りの温泉を楽しむなら、余分な寄り道を足さない。早い帰宅を優先するなら、温泉も次の機会にする
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ひすい & くろむ
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中堅キャンパー
2016年からキャンプを始めた夫婦で運営しているキャンプブログです。キャンプ場紹介・キャンプ道具紹介・キャンプレポ・キャンプノウハウを中心に記事を書いていく予定です。
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